目次
5連符とは
1拍の中に均等に5つの音価を当分に配置したもの
均等とは言いつつも実際には耳で聴きとれる範囲内でのほぼ均等という認識で演奏されることが多いです。
ポピュラーミュージックにおけるドラム演奏ではあまり必要とされることはありませんが、クラシックの世界(ピアノの楽譜なんかもそうですが)では案外普通に登場するのでドラマーもしっかりと把握しておくべきでしょう。
5連符を分割する必要性
必要とされる頻度で考えればよほどマニアックな音楽を演奏しない限り演奏する機会も少ないでしょう。
しかし5連符を自在に操れる人とそうでない人とでは間違いなく1拍に対する音価の捉え方が違ってくることは明確です。
5文字の言葉を当てはめる
5連符を扱う時は「いけぶくろ」などの駅名や「オムライス」のような食べ物の名称でも良いので、とにかく5文字の言葉を当てはめて、それを口ずさみながら演奏すると感覚的にも捉えやすいと思いますのでオススメです。
分割してみる
ここからが今回の本題になりますが、ただでさえ捉えずらい音価をさらに分割してみようというコーナーです。(笑)
分割といってもバラバラにするのではなく、今回お伝えするのはあくまでもある一定の規則に基づいてアクセントで区切ることで聴感上分割されているように聴こえるエクササイズです。
譜面のスペースの都合上、割り切れる形で拍子設定していますが、必ずしも記載されている拍子で展開しなければいけないというわけではありませんのでご注意下さい。
5連符というグリッドの中に新たに新しいパルスを生み出すことが可能なエクササイズなので是非チャレンジしてみてください。
SCORE
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参考動画
目標BPM 80
比較的スローテンポでこそ真価が発揮されるドラムリックですので、焦らずに丁寧なタイミングコントロールを心がけましょう。
練習ポイント
●5連符を正確に演奏する
●拍子情報に囚われすぎない
●アクセントとそうでない部分の音量差を明確にする
アドバイス
5連符の中でアクセント分割していると、自分が今何打叩いたのかわからなくなってしまうこともしばしばあると思います。
こればかりは何度も演奏して体にタイミングを刻み込む他に近道のようなものはないのですが、しいて言うならばアクセントを打つ時の腕の振り上げから手首のスナップそしてショットまでの一連のモーションをなるべく大げさに行うことで視覚情報としてもショットしてる感覚を研ぎ澄ますことができ、ひとつの大きな動きとして打数コントロールができるようになります。