レクチャー

練習のススメ

練習とは…

技能・学問などが上達するように繰り返して習うこと

そう、練習とは反復して行うことです。
まさにドラマーの為にあるような言葉ですね。
そして自らを望ましい方向へ変容させることを目的とするわけです。
つまりは練習前と練習後では必ず成長していなければ意味がありません。
これが最も重要なポイントなのにも関わらず意外とみんな忘れがちです。
ただ楽しく叩くことは正確には練習ではありません。
練習とは苦痛を伴うものです。(そんなことはない

練習のポイント

今回は普段僕が練習する際に意識しているポイントをかいつまんでお話したいと思います。
日々の練習について悩む方にとってのヒントやモチベーションに繋がれば幸いです。

①練習項目を選定する

練習する際はアレもコレもと欲張るのではなく練習目的をひとつに定めましょう。
僕の場合まず練習項目を2種類に分類します。

機械的練習

音楽的なニュアンスなどを意識しない練習で、身体のコントロール能力を高めることに集中します。

●基礎練習・スピード練習(ルーディメンツやキックの連打など)
●手足のコンビネーション(リニアトレーニングや4wayインディペンデンスなど)

音楽的練習

●楽曲練習(ライブで演奏する楽曲などの確認)
●ニュアンス練習(気になるドラマーの動画などを見てフレーズコピーしたり、自分の中にあるリズムパターンやフィルを実際の楽曲に合わせて実践してみたり、楽曲のタイプに合わせたベストなドラミングを思考する)

②目標を定める

練習項目の選定が済んだら今度は自分が練習後にどうなっていたいかという目標を設定します。
ここで重要なのは無理のない目標にするということです。
いきなり気の遠くなるような目標を立てるのはなく、少し頑張れば可能なもの、例えば

「キックの連打スピードをBPM5だけ上げたい」
「このフレーズだけコピーできるようにする」
「教則本の●ぺ~ジ~●ページだけ取り組む」

など自分自身が実現可能だなと判断できる、つまりゴールがすぐそこにあるような設定で練習を始めましょう。
そうすると目の前のことだけに集中できるので、変な焦燥感に駆られることもなくなると思います。
練習を始めたのは良いけど、「あれもできない」「これもできない」「あれもしなきゃ」と色々なことに同時に取り組んでしまうことで気持ちだけが焦ってしまい結局何も身にならなくて時間を無駄にしてしまったという話をよく耳にしますが、そうなると余計に自分に対して不安感や焦燥感が高まり負のスパイラルに陥ってしまいます。
ですのでまずは簡単な目標を定め、それを少しずつクリアしていくことで達成感と自信、そして練習に対する楽しさを実感していくことが大切です。

③時間設定

最後に練習時間についてです、これに関しても様々な意見があると思いますが、僕はあえて練習時間を定めない方法をお勧めします。
正確には練習終了時刻を決めないと言ったほうが良いのかもしれません。
もちろん練習時間とそうでない時間の気持ちを切り替えるという意味ではある程度しっかりと区切ってメリハリを設ける必要はあります。
しかし、30分、あるいは1時間と決めてしまうことで、『その時間を終わらせる』ことが練習になってしまうのです。
つまり、中身がいくら成長していなくても練習時間さえ終了すれば練習した気になってしまうということです。
これが一番よくありません。
極端な話、最初に定めた目標をクリアできれば1時間と言わず30分、もっと言えば5分で終了してしまっても良いのです。
なぜならあなたは目標を達成できたのですから、練習終了です。
つまり時間をかけることには何の意味もありません
もちろん反復的に時間をかけて行うトレーニングもありますので一概に短時間で終わらせることが正しいとは言いませんが、時間ではなく中身のある練習を行いましょう。
もし早く終わってしまってもっと練習を定したいのであればまた新たに目標めれば良いだけの話なのですから。