とにかく書かないことには何も始まりません。
大切なことは初めから完璧な正解譜面を書こうと思わないことです。
まずは見様見真似で良いのでドラム譜が載っている本(ドラム雑誌や教則本)を見つつ、自分の好きな楽曲を聴きながらドラム譜のようなものを書き始めてみましょう。
最初は自分だけが読めるような楽譜でも大丈夫です。
例えば曲全体を書こうとせず、楽曲中に使われているパターンやフィルを1つだけ抜粋してみるだけでも良いでしょう。
少しずつチャレンジする精神が大切です。
目次
基本的な楽典を学ぶ
ドラム譜を書くうえで基本的な楽典(楽譜を読み書きする上での基礎知識)を学ぶことは避けては通れません。
楽典というと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、必要なことを必要な際に覚えていけば良いのであまり気構えずとも全く問題ありません。
例えば4分音符や8分音符の書き方、休符の書き方や強弱記号など本当に基本的な部分さえマスターしてしまえば困ることはありません。
それに、このブログを読んでいるほとんどの人が既に譜面を「読む」ことはできていると思います。
読むことができれれば「書く」こともそれほど難しいわけではないので臆することはありません。
仮に複雑なリズムや、わからないことが出てきたとしてもその都度調べて学んでいけば良いのです。
楽典についての本を一冊持っておけばすぐに調べることができて便利ですよ。
セッティングを考える
例えば譜面にしたい楽曲があった場合、まずそのドラマーがどんなセッティングのドラムセットを叩いているのかを考えてみましょう。
映像があれば便利ですが、音声のみから解析する場合はまず楽曲全体を聴いてみて判断することになります。
最も重要なのはタムの点数でしょう。
1タム1フロアなのか2タムなのか、などタムの点数がわかるだけでもドラムフレーズの幅を限定することができ採譜がかなりやりやすくなります。
とは言え、ミックスの状態によってはかなり聞き取り辛いものもあるのであくまで分かる範囲で大丈夫です。
その楽曲に参加しているドラマーが誰だかわかる場合はの本人のホームページやネットの画像検索でセッティングを探ってみるのも近道ですね。
分かる部分から書いていく
ドラムセットは複数の楽器の集合体のようなものなので、手足全部を含めると疑似的に4人のプレイヤーが同時に演奏している状態と同じなわけです。一度に全てを聴きとることが難しくてもひとつひとつのパートを順番に採譜していけばゴールは見えてきます。一番わかりやすいのはキックでしょう。そしてスネア、タム類というように順序立てて採譜することで時間はかかりますが、確実に作業を進めることができるでしょう。
パターンとフィル
同じような曲調のリズムパターンやフィルだけでなく、可能な限り様々な拍子やジャンルの楽曲を採譜するようにしましょう。