目次
1.練習メニューは自分で作れ
- 市販教則本や動画を見て練習するのもひとつの方法であり、決して間違いではないが提示されている内容だけを受動的にこなすだけでは良くも悪くも人の言葉をただ復唱しているだけに過ぎない
- あくまで他人が考えた他人の為のメニューであって必ずしも今の自分に適しているとは限らない
- 自分の成長の為の練習メニューは人から提示されるものではなく自分の為に自ら作り出すべき
2.練習メニューの分類
音楽的練習なのか身体的な練習なのかを分類
<音楽的練習>
タッチ
フィーリング
ニュアンス
<身体的練習>
スピード
四肢独立
3.時間配分を考える
- ある程度練習する内容が固まったら自分がいつどのようなタイミング/スケジュールで練習時間を確保できるのかを考える
- 優先度を把握し時間を配分する
・近々迫ったライブの為の仕込み
・現状を維持する為のデイリートレーニング
・長期目線での今後の自分の成長を目的とした練習(新しいテクニックなど)
※但し、これはあくまでも練習することが可能な日程があるのかないのかを確認するものであって細かい時間割を決めるものではない。
練習時間を細やかに決めてしまうと、ただ定めたメニューを消化するということだけに意識が向けられてしまい練習の本質である成長するという目的を見失ってしまう
4.システム化して効率良く練習
- 例えばアクセントの練習ひとつとっても各当箇所をシフトさせたり増やしたりすることであらゆるバリエーションを作り出すことができる
- 実用的かそうでないかはひとまず考えず、エクササイズとして考えられる可能性をまずは全て書き出してみることが重要で必要か不要かはその後判断すれば良い
- 体系的に練習することで無駄なく可能性を模索することができる

5.モチーフ発展型のメニュー作り
- ひとつの題材(モチーフ)から発展させていくことで練習内容を枝分かれ的に展開させていくことが可能
- 例えば16分音符のアクセントのシフト練習を元素材として、アクセント部分を休符にしたりフラムやディドルなどに変化させるだけでも同じ体系の中で新しいエクササイズを構築することができる

6.キュレーションする
- 既にある既存の練習メニューを組み合わせ、その情報を整理し新しい視点からの価値を加えてオリジナルの練習メニューを作る
- 16ビートのリズムパターン練習とアクセントのシフト練習を組み合わせるとハイハットのアクセントをテーマとしたリズムパターンの練習メニューを作り出すことができる
- シンプルなエクササイズを2つ以上組み合わせてハイブリッドなメニューを構成する

7.スランプ
- 思い描く通りにうまく成長できない時や壁にぶち当たった時は一旦ドラムから離れてみる
- ゲームや映画などの趣味の時間を確保してリラックスしたり、友人や恋人、家族などと過ごすのも良い
- 技術的なスランプの場合、筋肉が悪い動きを記憶してしまっている為に思うように身体が動かなくなっている可能性がある
8.視野を広く持つ
- 「~さんがこう言っていたから」「~に書いてあったから」などと特定の人物が言っていたことや教則本に書かれていることに囚われすぎないように注意する
- ひとつの情報に固執せず、普段から視野を広く持って様々な視点から解釈できるようにしておく
9.千里の道も一歩から
- 何事もコツコツ努力して頑張る
- 焦って基礎的な部分をおろそかにすると後で結局振り出しに戻される
- 基礎練習こそが全て
10.リアリティのある目標を定める
- 「シングルストロークのスピードで世界一を狙う」などといきなりとてつもない目標をたててはいけない
- 大きな目標を掲げることは良いことだが、まず今日・明日達成できる小目標を設定し徐々に最終目標へとステップアップさせていく